横浜ゴムは3月13日、同社の三島工場が2月に、生物多様性に配慮した工場として「いきもの共生事業推進協議会(ABINC)」の「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)」を取得したと発表した。同社の同認証取得は6拠点目となる。
「ABINC(Association for Business Innovation in harmony with Nature and Community)は、いきものと人が共生できるしくみを「創造」し、科学的・技術的に「検証」し、「事業化」を推進することを目的として2013年12月に設立された団体となる。
ABINC認証は、「企業と生物多様性イニシアティブ」が開発した「いきもの共生事業所推進ガイドライン」および「土地利用通信簿」に基づき第三者評価・認証する制度で、生物多様性に貢献する環境づくり、生物多様性に配慮した維持管理、ステークホルダーとのコミュニケーションの3点を中心に評価される。
三島工場は水生・陸生の様々な生物の生息場所を保全する多様な取り組みや、化学薬品・肥料をできるだけ使用しない植生管理および積極的なモニタリング活動に加えて、行政など社外の方々と連携をとり、従業員が保全活動に触れる機会を多く確保している点などが高く評価された。
同社はサステナビリティ・スローガンとして「未来への思いやり」を掲げ、事業活動を通じた社会課題への取り組みにより、共有価値の創造を図っている。