住友理工は3月17日、Visionalグループのアシュアードが提供するセキュリティ評価プラットフォーム「アシュアード」を、同社に導入したことを発表した。
同社は、自動車産業を中心に、「インフラ・住環境」「エレクトロニクス」「ヘルスケア」のフィールドにおいて、世界20ヵ国以上で事業を展開している。
「2029年住友理工グループVision」においてDXを活用したモノづくり革新を推進しており、クラウドサービスの利用は増加の一方となる。クラウドサービスの利用にあたっては、これまでもセキュリティ評価を行ってきた。
しかし、利用するクラウドサービスの数が増加しており、導入時の調査工数のみならず、利用クラウドサービスの棚卸しや定期評価を行うとなると、膨大な工数がかかっていた。そこで、効率的かつ高精度なセキュリティ評価を実現するため、アシュアードの導入を決定した。
同社情報システム統括本部IT統括部の岸氏は、「グローバルに事業を展開する当社では、サイバーセキュリティ対策の取り組みを強化しているが、情報システム部門における業務領域は拡大しており、限られた人員の中で様々な領域に対応する必要があった。クラウドサービス導入時のセキュリティ評価や棚卸にアシュアードを活用することで、効率化しつつ、適正な評価を実施できる運用に見直していきたいと考えている。」とコメントしている。
アシュアードは、SaaS/ASPなどのクラウドサービスの安全性を可視化するプラットフォームとなる。専門知識を有するセキュリティ評価チームが、主要なガイドラインやフレームワークに基づき、クラウドサービスのセキュリティ対策状況を調査し、その評価結果をデータベースに集約することで、効率的かつ高精度なセキュリティ評価を実現する。
また、クラウドサービス事業者は、アシュアードによるセキュリティ評価情報を用いて自社サービスの安全性を示すことができ、利用企業・事業者双方を繋ぐ役割として、企業の安全なクラウド活用、そして社会全体のDX推進を支える。
2025年03月18日