プライムポリマー、樹脂袋に採用 バイオマスPE「Prasus」

2025年03月25日

ゴムタイムス社

 プライムポリマーは3月24日、同社が製造販売するマスバランス方式のバイオマスPE(ポリエチレン)「Prasus」を、同社製品包装用の樹脂袋に採用することを発表した。2025年4月以降、順次Prasusを原材料の一部に使用した樹脂袋に製品を充填し出荷する予定。

 同社は、循環経済の実現に向けプラスチックのリサイクルとバイオマス化の両輪を進めており、その一環として、2024年より同社製品包装用の樹脂袋の水平リサイクルを実施している。
 今回新たに、樹脂袋の原材料の一部にPrasusを採用し、原材料のバイオマス化と水平リサイクルを両立させることで、石化由来ポリオレフィンの使用量を削減する。

 日本政府が策定した「プラスチック資源循環戦略」では、「バイオマスプラスチック」を2030年までに約200万t導入を目指すことが示されており、プラスチックのバイオマス化は喫緊の課題となっている。再生可能資源を原料としたバイオマスプラスチックである「Prasus」はサーキュラーエコノミー社会の実現、そして石油由来資源の使用量削減とCO2排出量削減に貢献することで、カーボンニュートラルの実現に貢献する。

「Prasus」のブランドロゴマーク

「Prasus」のブランドロゴマーク

 

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー