三洋貿易が入社式を開催 「無駄な仕事など一つもない」

2025年04月02日

ゴムタイムス社

 三洋貿易は4月1日に入社式を開催し、新谷正伸社長が新入社員を前に挨拶を行った。

 皆さん。三洋貿易及び三洋貿易グループへの入社を本当におめでとう。皆さんは三洋貿易グループの将来の可能性です。
 昨年9月時点で連結として713人になりました。
 皆さんは今日からその一人に加わる事になります。社員を代表して心から歓迎いたします。

 昨年度より入社式は、三洋貿易入社の社員だけでなく、グループ会社に入社する社員も合同で行う事としました。それは、三洋貿易グループは連結経営として、三洋貿易もグループ会社も一緒に成長していく方針を打ち出しているからです。コスモコンピューティングシステム入社の7名、YPテックには1名が入社されます。どちらのグループ会社も三洋グループとして、とても重要なグループ会社となります。改めておめでとう。

 それでは、本日は新入社員の華やかな門出として、短いたとえ話を2つさせていただければと思います。
①レンガ職人の話です。
 旅人が建設現場で作業している人に「何をしているか?」と質問しました。
 一人目の作業員は「レンガを積んでいる」と答えた。
 二人目の作業員は「壁を造っている」と答えた。
 三人目の作業員は「大聖堂を造っている。神を讃えるためにね。」と満面の笑顔で答えた。

②二つ目の話ですが、今から60年程前の話、アポロ11号は、何故、月へ行くことが出来たのだろうかの話です。1962年、ケネディー大統領がNASAを視察に訪れた時、廊下に箒を持った清掃員がいて、話しかけました。
「あなたは何の仕事をしているのですか?」
 すると、清掃員は胸を大きく張り、誇らしげに答えた。
「大統領、私は人類を月に送るのを手伝っています!」
 NASAの清掃員がNASAを綺麗にすることで「人類を月に送り出す手伝いをしている」と言う。

 本日、社会人になり、これから色々な仕事が待っていると思います。やりがいのある仕事、もしかして単純作業で飽きてしまいがちな仕事もあるかもしれません。しかし、会社目線で考えれば無駄な仕事など一つも有りません。どのようにその仕事を定義するか、もっと言えば必要に応じて再定義出来るか、それによって仕事の意義は全く違ってきます。それ以上に本人の納得性が全く異なります。
 どうぞ、レンガ職人の話、アポロ11号の話を心のどこかにしまっておいてください。
 それでは本日、三洋貿易グループへの入社、本当におめでとうございます。

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