積水化学入社式で社長挨拶 「挑戦の襷」繋ぐ担い手に

2025年04月02日

ゴムタイムス社

 新入社員の皆さん、積水化学グループへの入社おめでとうございます。心よりお祝いと歓迎の意を表します。皆さんに私からの期待をお伝えします。
 積水化学グループは、2030年に業容倍増を目指す長期ビジョンを掲げ、グループ一丸となって取り組んでいます。社会環境の不確実性が増す中、ESGを経営の中心に据え、社会課題解決に貢献する製品・事業をイノベーションにより創出し、持続的な成長を遂げることを狙いとし、実践しています。皆さんは今日から積水化学グループという、事業を通じて社会課題の解決に貢献できる会社の一員だという自覚と誇りをもって、これからの社会人としての人生を送っていただきたいと思います。

 新入社員の皆さんに、ぜひ胸に刻んでいただきたいことがあります。それは、積水化学グループの長期ビジョン、そしてその先の未来へと挑み続ける「挑戦の襷(たすき)」を、皆さんに託していきたいということ。そして、いつか皆さん自身がその襷を、次の世代へと繋いでいくことを期待しています。どうか自分らしい一歩を踏み出し、自らの「挑戦」を始めてください。

  長期ビジョン達成に向けては、ペロブスカイト太陽電池に代表される新事業の創出など、皆さんの先輩方の様々な「挑戦」により大きくドライブがかかりました。変化の激しい現在の事業環境では、「変化」を「機会」と捉え、社会課題解決に貢献する製品・事業を生み出し続けていくしかありません。そのためには、皆さん一人ひとりが、それぞれ配属された部署そして自身のありたい姿に向かって挑戦し、その過程での皆さん自身が成長することが不可欠です。

 「挑戦の襷を繋ぐ」ということは、将来の皆さんの後輩が皆さんの挑戦する姿や成長する姿を見て、自分たちも「挑戦」したい、「成長」したいと思ってもらうことだと考えています。挑戦とは部署の目標達成のために自身がどのように貢献できるかを考え、自身のありたい姿を描き、現在の自分とのギャップ、すなわち現在の自分に足りないところを認識し、仕事や自己啓発を通じて一歩ずつでも埋めようとすることです。このことを意識して日々の仕事に取り組むのと、意識せず単に頑張るというのでは、数年後に各人の成長に大きく差が出てきます。その成長を通じて、さらに一段上の仕事に挑戦するチャンスが必ず巡ってきます。

 積水化学グループは「挑戦」をとても大切にしています。「挑戦」を促す人事制度の改革や、失敗を咎めない組織風土の醸成も進めています。皆さんの「挑戦と成長」を何よりも楽しみにしています。

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー