東レと、米国のプロピックルボールリーグ「Major League Pickleball」は4月9日、スポンサー契約を締結したと発表した。
このパートナーシップにより、東レはアジア初のMLP公式パートナーとなり、MLPは、米国内で急成長を遂げるピックルボールの人気を背景に、ブランドの国際的なリーチ拡大を目指す。
東レはこれまで、テニスや陸上、バレーボールなど、さまざまなスポーツと共に歩んできた。企業文化である「開拓者精神」を持って、その競技や選手の初期段階から成長に寄り添い、東レが持つ素材の力も結集し、支援をしてきた。
そして今回、アメリカ史上最速で成長し続けているピックルボールにおいても、素材の力でさらなる成長や革新に貢献していきたいと考えている。
さらに、ピックルボールを通じて東レの存在を知り、素材の進化を体感してもらうことで、東レが掲げる「素材には社会を変える力がある」という信念への共感を獲得していく考えとなる。そしてそれにより、さまざまな領域で一緒にチャレンジできるパートナーに出会えることを期待している。
ピックルボールでは、東レの炭素繊維トレカがすでに「パドル」と呼ばれるラケットの高品位グレードの一部に使用されている。また、ボールには樹脂が一般的に使用されており、東レの事業との親和性が非常に高いスポーツと言える。
今後、東レのR&Dの理念である「極限追求」により、さまざまなピックルボール用品メーカーと、これまでになかったような、より快適で、より機能的なプロダクトを共創し、競技レベルの向上に貢献していく考えとなる。
MLPの2025年シーズンスケジュールは、4月から8月にかけて行われる10のレギュラーシーズンイベント、ミッドシーズントーナメント、2週間のプレーオフに加え、11月には単独でMLPカップが開催される。
このたびのスポンサー契約によって、それらMLPの全14大会で、コート上に東レのコーポレートシンボルが表示されることになる。また、8月に開催予定のニューヨーク大会は「POWERED BY TORAY」の位置づけとなる他、サンディエゴ大会では東レが冠協賛社の扱いになる。
2025年04月10日