豊田合成、再エネ利用拡大 米国工場に太陽光発電所新設

2025年04月11日

ゴムタイムス社

 豊田合成は4月10日、米国グループ会社であるTGミズーリが使用電力の再生可能エネルギーへの転換を進めるため、工場敷地内に太陽光発電所を新設し、再エネの利用を拡大すると発表した。
 今回TGMOでは、再エネ事業者を通じて、遊休地を活用して太陽光発電設備(出力17・5メガワット、2027年4月運転開始予定)を設置し、工場全体の年間使用電力の3割を再エネに切り替える。これによるCO2削減効果は年間約1・4万tを見込んでおり、同社グループの米州地域における再エネ利用は4割超となる。
 同社は、自社の生産活動などで発生するCO2排出量(スコープ1・2)について、カーボンニュートラル実現時期の2030年への前倒しを宣言(2023年)し、「生産技術革新と日常改善による省エネ」と「電力の再エネへの転換」を加速させている。
 再エネへの転換においては、自社での太陽光発電の他に、グリーン電力の活用なども進めている。今後も、同社グループ全体が一丸となり、多様な再エネの調達手段を最適に組み合わせることで、2030年のカーボンニュートラル達成を目指していく。

TGミズーリ

TGミズーリ

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー