カネカが日本館に企画協力 バイオポリマーの作成、分解を展示

2025年04月11日

ゴムタイムス社

 カネカは4月10日、大阪・関西万博の日本政府館の趣旨に賛同し、協力企業・協賛企業として、同社生分解性バイオポリマーGreen Planetを用いた各種企画に協力すると発表した。
 日本館は、「いのちと、いのちの、あいだに」をテーマとし、いのちを繋ぐ「循環」を「プラントエリア」「ファームエリア」「ファクトリーエリア」の3つのエリアで表現する。「ファームエリア」では、ボンベに詰められたCO2を原料にGreen Planet製の器がつくられるイメージを展示し、「プラントエリア」では、同じGreen Planet製の器が水槽内で微生物によって分解されCO2と水に戻っていくイメージを展示する。
 また、Green Planet製クリアファイルを物品協賛し、日本館で来場者に進呈する。Green Planetはバイオマス原料やCO2から生産することが可能であり、土壌や海を含む多様な環境中に生育する微生物によって分解されCO2と水になって自然に還る循環型の素材。プラスチックによる環境汚染問題の解決に貢献できる素材を手にすることで、日本からはじまる循環のバトンをつないでもらう。
 その他、大阪外食産業協会が出展するORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」のSDGs展示コーナーにて、6月8日~6月21日の期間、プラスチックによる海洋汚染問題や、カーボンリサイクルに貢献する素材としてGreen Planetを展示する。
 同社は、「カネカは世界を健康にする。KANEKA thinks Wellness First.」という考えのもと、ソリューションプロバイダーとしてグローバルに価値を提供している。今回の出展を通して、自然から生まれて自然に還る素材としてGreen Planetの取組みをより多くの方に見学・体験してもらい、資源循環がもたらす「いのち輝く未来社会のデザイン」に貢献していく。

グリーンプラネット製の器を展示

グリーンプラネット製の器を展示

分解されるグリーンプラネット製の器

分解されるグリーンプラネット製の器

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー