NOKは4月15日、環境情報開示システムを運営する国際的な非営利団体であるCDPが実施した「CDP2024コーポレート完全版質問書」において、「水セキュリティ」分野でリーダーシップレベルの「Aマイナス」スコアを初めて獲得したと発表した。また、「気候変動」分野ではマネジメントレベルの「B」スコアを獲得している。
今回、同社グループのメクテックの取水量削減に関する取り組みを初めて開示した点が、「水セキュリティ」分野における評価につながった。メクテックでは、製造工程で大量の水を使用するフレキシブルプリント基板(FPC)の生産において、将来的な水リスクへの対策として取水量の管理計画を策定している。計画では、2022年度比で2025年度に国内14%、海外5%の削減を目指している。水使用量の最適化に加え、同社製の浄水膜を使用した排水のリサイクルにも取り組み、段階的な削減を進めている。
今回の取り組みをはじめ、「Essential Core Manufacturing一社会に不可欠な中心領域を担うモノづくり」を掲げる同社グループは、事業活動から生じる環境への影響を総合的に抑えながら、独自の技術を追求し、環境負荷低減に努めている。
今後もサステナビリティ活動をグループ全体でグローバルに推進し、企業価値の向上と持続可能な社会の実現を目指していく。
2025年04月16日