住友ゴムが環境配慮型充填材発売 スポーツ環境の改善に貢献

2025年04月16日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は4月14日、スポーツ用人工芝「ハイブリッドターフ」に使用する環境配慮型の充填材「パームフィル」を同日より発売すると発表した。
 「パームフィル」は、従来のゴムチップと異なり、天然素材で作った保水性が高い人工芝用の充填材。特に夏場の日照時、芝の表面温度抑制に効果を発揮し、スポーツ環境の改善に貢献する。「パームフィル」を使用した人工芝は、読売巨人軍の新ファーム球場であるジャイアンツタウンスタジアムに採用された。
 同社は、今後も環境に配慮した製品開発に注力していく。
 パームフィルの特長は、ココヤシを主原料とする人工芝用の充填材であるという点。環境負荷が少ない天然素材を使用し、素材の高い保水性が、芝の温度上昇抑制に効果を発揮(黒色のゴムチップと比較し、最大20℃の抑制効果がある)、土に似た感触の素材が、天然芝に近い感覚を演出する。

パームフィルMサッカー、ラグビー、アメフト、多目的用

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パームフィルB野球用

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ジャイアンツタウンスタジアム

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高岡市人工芝フィールド

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