住友ゴム工業は4月14日、スポーツ用人工芝「ハイブリッドターフ」に使用する環境配慮型の充填材「パームフィル」を同日より発売すると発表した。
「パームフィル」は、従来のゴムチップと異なり、天然素材で作った保水性が高い人工芝用の充填材。特に夏場の日照時、芝の表面温度抑制に効果を発揮し、スポーツ環境の改善に貢献する。「パームフィル」を使用した人工芝は、読売巨人軍の新ファーム球場であるジャイアンツタウンスタジアムに採用された。
同社は、今後も環境に配慮した製品開発に注力していく。
パームフィルの特長は、ココヤシを主原料とする人工芝用の充填材であるという点。環境負荷が少ない天然素材を使用し、素材の高い保水性が、芝の温度上昇抑制に効果を発揮(黒色のゴムチップと比較し、最大20℃の抑制効果がある)、土に似た感触の素材が、天然芝に近い感覚を演出する。
2025年04月16日