三井化学は4月15日、321FORCEを通じてロボティクス向け基盤AIモデルを開発するRLWRLDへ投資を実行したことを発表した。
リアルワールドは、製造現場で活用できるロボティクス向け基盤AIモデル技術を開発するフィジカルAIスタートアップ。独自のAIアーキテクチャ、製造業データに基づくRFM学習プラットフォーム、AIとロボット間の相互運用技術などを通じて、産業現場で活用可能なRFMソフトウェアを研究開発中であり、これらの技術を組み合わせて製造現場の複雑な課題に対応できる実用的なAIソリューションの実現を目指している。
同社は、リアルワールドの事業内容と、それを実現できる優秀な人材を揃えたチームを高く評価した。今後321FORCEによる投資を通して、総合化学メーカーとしての同社グループの技術とリアルワールドの技術を組み合わせた新たなシナジーを創出し、ロボティクス分野における事業機会の探索を進め、新事業ポートフォリオの拡充を図っていく。
321FORCEは、今後も同社グループとスタートアップ企業との共創を通じて、社会課題やニーズをいち早くとらえソリューションを創出し、持続的成長に貢献する活動に取り組んでいくとしている。