日本ゴム履物協会は20日、東京・千代田区のホテルニューオータニ(ボードルーム)で新年賀詞交歓会を開催した。
猪山渡副会長(㈱ムーンスター代表取締役社長)は年頭のあいさつで「昨年は厳しい経済状況でしたが、今年も依然として厳しい環境が続くのではないかと思います。お互いが知恵を出し合いながらこの状態を乗り切り、また経済環境が変わっていくなかで、我々も変わっていかなくてはいけないのではないかと感じます。今年はオリンピックの年で明るい話題もあり、辰年にあやかりまして、協会会員の皆様の業績も拡大すればと思います」と述べた。
続いて来賓の挨拶では、経済産業省製造産業局紙業服飾品課の高柳卓朗課長補佐が「今年もこの不況で非常に厳しく、関税の自由化などで皆様も厳しい状況になるかもしれませんが、不況に負けず「勝つ」精神で頑張っていただけたらと思っております」と語った。
次に西井弘副会長(弘進ゴム㈱取締役会長)が「昨年は東日本大震災で大変厳しい状況でしたが、今回の地震で我々の生活をする上で履物がなくなってしまうことは大変なことであり、我々は本当に大事な産業を行っていると再認識しました。今年もいろいろあると思いますが、足元をしっかりと地面につけ、一歩一歩進んで行くことが大事ではないかと思います」と乾杯のあいさつをし、懇親会パーティへと移った。