住友ゴムがトップコミットメント策定 DE&I推進を加速

2025年04月18日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は4月17日、長期経営戦略を支える人的資本経営に欠かせない要素の一つとしてダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを認識し、全取締役によるDE&Iトップコミットメントを策定したことを発表した。各取締役の目指す「多様な人材」のありたい姿を明確にして、DE&I推進を加速していく。

 同社グループは、企業理念体系「Our Philosophy」を体現するために、7つのマテリアリティ(重要課題)を特定している。「多様な人材」はその1つであり、ありたい姿として「多様な個性をもつ仲間とともに成長する企業」を掲げている。2019年には社長のトップコミットメントを策定し、経営層との対話や多様な人材が働きやすい製造現場づくりなどDE&Iの推進に取り組んできた。

 3月に発表した長期経営戦略「R.I.S.E. 2035」を確実に実行するためには、組織・人材の変革が不可欠。そのため、全社の基盤強化として人的資本経営を推進しており、今回のトップコミットメントの策定は、その一環となる。各取締役がDE&Iの重要性を認識し、担当範囲におけるありたい姿の実現に向け、経営戦略にDE&Iを組み込み、どのように活かしていくかを宣言している。経営層を含め、全社で人材・組織基盤の構築を進めていく。

 同社は、多様な人の個性や価値観、また多様な働き方を認め合い、公平な機会の提供(Equity)への取り組みを継続することで、個人の成長と組織の成長、ひいては企業価値の向上につながるダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンをさらに推進していくとしている。

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