特殊化学品メーカーのランクセスは4月17日、都内で記者説明会を開き、同社日本法人の米津潤一社長が24年度業績並びに25年度業績見通し、日本法人の事業活動などを説明した。
24年度のグローバル業績は、売上高が63億6600万ユーロ(日本円で約1兆円)で前年度比5・2%減、特別項目を除いたEBITDAは6億1400万ユーロで同19・9%増となった。「24年度はほぼすべてのビジネスユニットが販売量を伸ばしたが、原材料やエネルギーコストが下がるなか、販売価格が低下したことが響き、売上は前年を下回った。一方、経済的・地政学的な逆風が吹き荒れるなかでも、工場の稼働率向上や当社が進めている『FOWARD!』アクションプランによるコスト削減が奏功し、EBITDAは大幅に改善した」(米津社長)と話した。
24年度における日本法人の売上高は