住友理工が起工式を開催 松阪事業所に新事務棟を建設

2025年04月24日

ゴムタイムス社

 住友理工は4月22日、松阪事業所にて、4月21日に新事務棟の起工式を実施したことを発表した。本事務棟の建設により、経営ビジョン「2029年 住友理工グループ Vision(2029V)」の実現に向け、従業員の働きがいのある職場環境の実現を目指す。

 同社は、1929年に三重県四日市市で創業し、1943年には松阪工場(現:松阪事業所)の操業を開始した。約80年間の歴史の中で、事業の進化に合わせて事業所内の設備も最適化し、高品質な製品を提供できるよう機能してきた。しかし、コロナ禍を経て、テレワークやWeb会議が浸透した現在、円滑なコミュニケーションや生産性向上が実現できる環境が求められている。

 このたび、松阪事業所の課題を解決する一環として「エンゲージメント」「多様性」をコンセプトに、従業員が一層働きやすく、働きがいを感じる職場環境を整えるため、新事務棟を建設することを決定した。現事務棟を1983年に建設して以降、42年ぶりに事務棟を刷新。同社グループの自動車用ホース生産拠点の中核として、成長と進化を遂げ、社会の変化に適応していくために、松阪事業所全体の見直し・再配置を行っていく。また、職場環境の改善だけではなく、事業所内の安全性のさらなる向上も目指す。

 新事務棟は、1階はリフレッシュできる空間・環境。松阪事業所の玄関かつ、食堂と売店エリアを併設したレイアウトに整え、コミュニケーションを生む食事空間を提供する。喫食時間以外はワーキングスペースとして利用できるよう、Web会議ブースやポータブルバッテリー等を備えている。2階は心身の健康や業務特性に沿った快適な空間。主にオフィスエリアとしてレイアウトし、机や椅子の高さの調整を可能にすることで、長時間座っていても疲れにくい環境を整える。3階は多様な働き方やリチャージ可能な空間。Webおよび対面でのミーティングが可能な会議室・ブース席を設置している。また、フリーアドレス制のワークスペースやリチャージ(休憩)スペースも設置し、自由に気兼ねなく業務できる職場環境と心身ともにリラックス可能な空間を提供する。

起工式の様子

起工式の様子

記念撮影

記念撮影

松阪事業所 俯瞰図

松阪事業所 俯瞰図

 

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