(株)アシックス(本社神戸市、尾山基社長)は、子ども用品のシリーズ「SUKU2(スクスク)」から、足元を華やかでかわいく見せるプリント柄を施した幼児向けのシューズ「アイダホBABY CT(アイダホベビー シーティ)」を、2月1日から全国の百貨店、スポーツ用品店などで発売する。メーカー希望小売価格は4,095円(本体3,900円)で、初年度は約16,000足の販売を予定している。
今回発売する商品は、アッパー(甲被)に肌触りの良い天然繊維(コットン)を使用。プリント柄を施してあるのが特徴で、主に1歳から3歳の子供が対象となっている。赤をベースに白のドットをちりばめたタイプ、白をベースに春らしい小花柄をプリントしたタイプ、元気で活動的な印象のあるヒョウ柄タイプの3種類が用意されている。
靴底は、「く」の字型の意匠を、向きを交互に並べるとともに、凹凸を大きく深めに設計。素材は、同社ランニングシューズなどにも使用している耐久性の高いラバー「AHAR(エーハー)」を採用している。この設計や素材により、高いグリップ力が得られ、耐久性も高くなっている。また、アッパーのかかと部分に再帰反射材をつけ、夜間の視認性も考慮されている。
○子ども用品事業について
同社は、着地時の衝撃が少なく足指が自由に動かせる“土の上の「はだし 」”をテーマに、子ども用シューズ「SUKU2」シリーズを1997年の冬から展開。子ども特有の足の動きや骨格などの研究を重ねて開発し、実際に使用した子どもや保護者から好評を得ているという。
2004年2月からは、小学生の身体や運動の発育発達、足の形状などの研究を通して、この年代の足の特徴に合わせた機能を持つ「WAN×TEN(ワンテン)」を展開。運動能力を発揮できるスポーツシューズの機能を持ち、「SUKU2」シリーズを卒業した子どもに好評を得ている。
また、2007年3月からは、独自のカッティングで動きやすく、肌触りが良く吸汗性のある素材を採用するなど、子どもが素肌感覚で気持ちよく遊ぶための機能を持たせた子ども服を展開している。2011年度の子ども用品事業は16億5,000万円(前年対比106%)の売上予定。