東洋ゴム工業の第1四半期連結決算は、売上高721億6200万円、前年同期比15・7%増、営業利益26億1200万円、経常利益13億9900万円、四半期純利益7億4300万円の黒字決算となった。
タイヤ事業の売上高は530億9700万円、同12・6%増、営業利益は19億9500万円となった。国内新車用は、エコカー減税などの支援策の延長や輸 出台数の増加などから国内自動車生産台数が回復し、販売量・売上高ともに前年同期を大幅に上回った。国内市販用は、回復基調に伴いタイヤ需要が増加、販売 が好調に推移した。
海外市販用タイヤは、北米市場では高付加価値商品の製造・販売が好調に推移し、量・売上高とも前年同期を上回った。欧州市場は需要が好転し、全体では量・ 売上高とも前年同期を上回った。東南アジア・中近東市場においても販売量・売上高とも前年同期を大幅に上回った。
ダイバーテック事業の売上高は190億5800万円、同24・7%増、営業利益は6億500万円となった。中間期の業績については、原材料価格の安定など を織り込み、収益面を上方修正した。売上高は1410億円、営業利益39億円、経常利益24億円、当期純利益10億円の予想。