住友ゴムの連結売上高は2807億9700万円、前年同期比22・2%増、収益は営業利益203億4200万円、経常利益187億8000万円、四半期純利益104億3800万円の増収黒字決算となった。
経常ベースでは、天然ゴム価格の高騰が響き、原材料で57億円、固定費増で12億円、為替差損10億円の減益となったが、価格修正で20億円、数量・構 成で195億円、直接原価49億円などが増益となり、さらにスポーツ事業で29億円、産業品他で4億円の増益が加わり、前期の赤字から264億円の増額で 増益となった。
タイヤ販売は夏冬用タイヤとも伸び、エコカー減税などの新車購入支援策の効果もあり新車用も堅調で、同事業の売上高は2343億1000万円、同25・ 8%増、スポーツ事業、産業品他事業も需要回復により増収増益となった。(詳報は次号)なお、通期の連結業績については、上期の業績回復も踏まえて5月発 表時の予想を上方修正した。(詳細はゴムタイムス3150号)