ニュースの焦点 成長する有機EL光源 新商品開発が加速

2012年01月30日

ゴムタイムス社

 次世代照明業界の国際商談展、第4回「次世代照明技術展・ライティングジャパン」が都内の東京ビッグサイトで開催された。同展には440社が出展、注目を集めた。
 住友化学はTBグループと共同でLEDパネルのサイズを規格化し、組み合わせることで発光面を幅広いサイズに設計できる業界初の新しいスタイルの導光板式薄型LED面光源「イルミフェイス(=仮称)」を開発し、同展示会で披露した。
 LEDは消費電力が少なく、長寿命で省エネ効果の高い光源として、近年は導光板と組み合わされ、照明や液晶テレビ、看板などへの利用が広がっている。「イルミフェイス」は、TBグループの調光制御、温度管理、防雨対策といったLEDコントロール技術と住友化学の導光板に関する設計技術を組み合わせて開発された。両社では内照看板や光る壁面装飾等を対象に、今春より販売を開始する計画。
 「イルミフェイス」の標準サイズは1枚あたり300mm×600mm。パネルの端面に特殊加工することで、これまで困難とされてきた他のパネルとの接合部に現れる光のムラを解消した。そのため「イルミフェイス」を複数枚組み合わせるだけで、大きな発光面でもムラのない美しい発光を実現する。

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