日東化工 3月期中間決算

2010年11月04日

ゴムタイムス社

日東化工の3月期中間決算(非連結)は、売上高48億9600万円、前年中間期比8・4%増、営業利益3500万円、同181・0%増、経常利益2500万円(前年中間期は100万円)の増収増益となった。
中間純利益は1000万円で黒字化した。
ゴム事業では、シート・マット製品は若干の減収となったが、ゴムコンパウンド製品および成形品は自動車関連の需要回復などにより増収。
製品別の売上高はコンパウンド製品が11億4200万円、同48・2%増、シート・マット製品は8億4000万円、同6・5%減、成形品他は6億 4000万円、同22・1%増となった。以上の結果、ゴム事業全体の売上高は26億2300万円、同19・5%増とほぼ2割の増収。
一方、樹脂事業の製品別売上高は、再生ナイロン他が3億8800万円、同5・5%減、高機能樹脂コンパウンドは18億3800万円、同0・5%減となっ た。以上の結果、樹脂事業全体の売上高は22億2700万円、同1・4%減と小幅ながら減収。
その他事業の売上高は4600万円で同26・4%減。
海外事業では、ベトナムに成形品の製造販売を行う合弁会社を設立し、事業拡大を進めている。すでに工場建屋が完成し、合わせて機械設備の導入も順調に進 み、生産品種も順次、拡大させており、日本市場での販売の拡大は、円高による輸入の為替メリットも期待される。
通期の業績予想については、売上高92億円、前期比4・6%減の減収予想であるが、収益面は営業利益8000万円、同65・2%増、経常利益5000万 円、同103・6%増、当期純利益は3000万円、同162・9%増で、大幅な増益を見込んでいる。
事業別の売上高は、ゴム事業が50億円、前期比8・3%増、樹脂事業は40億9000万円、同16・6%減、その他事業は1億1000万円、同7・6%減。
ゴム事業の製品別の売上高予想は、コンパウンドが20億円、同23・8%増、シート・マットは17億5000万円、同6・4%減、成形品他は12億5000万円、同10・3%増。

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