明和ゴム工業株㈱(本社/東京都大田区下丸子、坪井栄一郎社長)はかねてより建設を進めてきた「京都生産技術センター」(京都府相楽郡精華町精華台9―1―13)が昨年末に完成し、1月27日に竣工式を行った。
同センターは、これまで西日本での生産を担ってきた寝屋川市の大阪工場に変わる新たな生産拠点として建設されたもので、印刷用ゴムロール、工業用ゴムロールを生産する。総面積は約7,800平方メート ル、延べ床面積約3、500平方メートル(3棟)。
今回の移転により、最先端の研究・生産体制へと移行し、生産能力は従来(大阪工場)の1・5倍となる。
同センター内では、生産工程で発生する廃熱を利用した空調システムなど、環境に配慮した省エネ設計や、厳しい品質に対応するためのクリーンな環境の生産ラインを実現している。
最先端の研究開発部門と生産部門を融合させた新しい西日本の生産拠点が誕生したことにより、東日本の生産拠点の東京工場・前橋工場・仙台工場と併せ、東西で強固な生産体制が構築されることになる。
設備機器の移管を順次進めており、2月から段階的に操業を開始し、4月からの本格稼働を予定している。大阪工場は3月末に閉鎖し、従業員は「京都生産技術センター」に異動する。
2012年02月06日