鬼怒川ゴム工業が発表した2011年3月期中間連結決算は、経常利益が前年同期比259・4%増の38億7000万円と大幅増益となった。
収益では、グループあげての合理化活動を継続した結果、営業利益が同301・7%増の38億5400万円、当期純利益は税金費用の計上などで同222・1%増の22億9500万円だった。
部門別の売上高は、車体部品は152億1100万円、前年同期比46・3%増、防振部品は71億6900万円、同38・7%増、ブレーキ部品は68億 6200万円、同34・3%増、その他製品は29億8300万円、同89・2%増、その他事業は4億9700万円、15・8%増となった。
[日本]
売上高は、主要得意先の自動車生産台数の増加により、256億4100万円、同36・7%増、営業利益は、操業度の上昇や総コスト削減活動の効果により、27億7100万円、同165・9%増。
[北米]
売上高は、主要得意先の自動車生産台数の増加により、18億1900万円、同42・7%増、営業利益は、積極的なコスト削減により、1億1100万円(前年同期は2億9500万円の損失)。
[東アジア]
売上高は、中国が引き続き増加したことや、タイで日本向け「マーチ」の生産を開始したことなどにより、52億6300万円、同98・8%増となった。営 業利益は、9億7200万円、同409・8%増となった。