独バイエル 第3四半期

2010年11月30日

ゴムタイムス社

 ドイツの大手化学メーカーのバイエル社が10月28日発表した第3四半期の決算は、売上高が16・1%増の85億8100万ユーロとなった。

 為替・事業ポートフォリオ変更の影響調整後の増収率は8・4%。特別項目計上前EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は、前同期比 10・5%増の16億5600万ユーロ(09年第3四半期は14億9900万ユーロ)であった。この増加は特に素材化学事業グループの利益の急増によるも のであり、為替のプラス効果も一因となった。 素材化学事業では、ポリウレタンをはじめ全項目が好調で、売上高が前年同期比30・8%増の26億6500万ユーロとなった。自動車メーカーや電気製品などの製造業などの需要回復が寄与した。 2010年通期でも、売上高100億ユーロ程度、特別項目計上前EBITDAでも前年の3倍になる13億ユーロ以上を見込んでいる。 グループ全体では、EBITDAが70億ユーロ以上に増加し、1株当たりのコア利益は15%強増加するとの見通しを示した。

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