ニッタ 12年3月期第3四半期決算 アジア好調で営業利益45・5%増

2012年02月13日

ゴムタイムス社

ニッタの2012年3月期第3四半期連結決算は、売上高409億9100万円、前年同期比8・3%増の増収となり、収益面は15億5700万円、同45・5%増、経常利益は41億6300万円、同11・8%増の増収増益となった。四半期純利益は38億2100万円、同0・6%減となった。
 同社の主要需要業界である自動車、半導体業界で震災の被害により需要の減少がみられたが、一方で建設機械、工作機械業界等では、中国をはじめとしたアジアの好調な需要に支えられ堅調に推移した。
 こうした環境下で、同社の販売も順調に伸び8・3%の増収となった。
 損益面でも、増収を主因に営業利益は前年同期比4億8700万円増(45・5%増)となった。また持分法適用会社の業績も概ね堅調に推移し、経常利益は46億5300万円と前年同期比4億9000万円増(11・8%増)となった。四半期純利益は、税制変更に伴う繰延税金資産の取り崩しの影響もあり0・6%減となった。
 通期の業績予想については、急激な円高に伴う持分法投資利益の減少に加え、税制改正に伴う繰延税金資産の取り崩しの影響などを勘案し、昨年10月公表の業績予想から営業利益を2億円減の56億円、経常利益を7億円減の45億円に下方修正した。

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー