ゴム連合はワーク・ライフ・バランス(WLB)の取り組みを推進しているが、その進捗状況を調査、結果を反映させて第6期以降の活動に繁栄させる。WLBの推進に際しての環境整備は、大手・中堅組合では労使確認され、共有化が図られつつあるが、反面「協議できていない」組合も存在し、課題の洗い出しや内容の検討が求められている。 ゴム連合ではこうした実態から取り組みの方向性を明確化するため、調査を実施した。「環境整備」「従業員の意識・職場風土の改革」など4点に絞り込み、これまでの成果についても言及した。 「協議できていない」との回答は中小単組に集中。経営状況から未だ取り組みに着手できていないところも見受けられたが「個々の課題がWLBの取り組みに位置づけられていない」「組合として取り組むべき課題が整理されていない」など、単組によってその要因は様々であることが浮き彫りとなった。 一方、取り組みを通じての改善点では「休暇申請・届出がしやすくなった」「ノー残業デーの効果が表れている」、さらには配偶者出産休暇の取得者から「貴重な時間が得られた」「ダラダラ仕事をしなくなった」などの指摘、意見がみられたという。さらに「労使でWLB推進の取り組みが始まった」など前向きな感想も寄せられ、制度充実に伴って執行部で学習会を行い、知識が深まったとの意見もあった。ゴム連合では引き続きWLBの取り組み活動を強化する考えだ。
2010年09月27日