タイガースポリマーの2012年第3四半期連結決算は、売上高197億9400万円、営業利益5億8500万円、同60・5%減、経常利益5億9500万円、同59・1%減の減益決算となった。四半期純利益は3億1300万円で同60・2%減。
産業用ホースやゴムシートは、震災の復旧や原子力発電所事故の収束に向けた需要が拡大したが、世界的な自動車生産量の減少や原材料価格の高騰、さらには円高の影響を受け、売上高は6%台の減収にとどまったが、収益面はタイにおける大規模洪水の影響でタイ工場が操業停止になるなどの影響で大幅な減益となった。
セグメント別の売上高は、日本が133億4400万円、営業利益は7200万円、米国は44億9200万円、営業利益2億3400万円、東南アジアは15億4000万円、営業利益400万円、中国は13億8800万円、営業利益4800万円。
新年度の4月からタイ工場の操業再開を決めたが、これまで未開示だった通期の業績予想を発表した。それによると、連結売上高は268億円、営業利益8億円、経常利益8億円、当期純利益4億円とした。