経産省はこのほど2011年12月のゴム製品生産実績(速報)をまとめたが、自動車タイヤが前年同月比7・9%減となり、タイヤ、ベルト、ホース、工業用品の4品目合計の生産量は10万9040㌧で前年実績を下回った。これにより、年間の生産量は140万8816㌧となり、4品目比較での前年比は0・4%増となった。
昨年12月のゴム製品生産実績は、自動車タイヤが8万9137㌧、ゴムベルトは2356㌧、ゴムホースは3201㌧、工業用ゴム製品は1万4346㌧となり、ベルトとホースがプラスとなったものの主力のタイヤと工業用ゴム製品が前年同月実績を下回った。
この結果、2011年年間のゴム製品生産実績(速報ベース)は、4品目合計で140万8816㌧、前年比0・4%増と微増となった。
主要4品目の生産量は、自動車タイヤが117万4835㌧、前年比0・8%増、ゴムベルトは2万7751㌧、同8・9%増、ゴムホースは3万5663㌧、同1・5%減、工業用ゴム製品は17万567㌧、同5・7%減となり、タイヤとベルトの2品目が前年実績を上回った。
日本ゴム工業会は、2012年の新ゴム消費予想量を146万8800㌧と策定したが、11年実績見込み比1・6%増とわずかながらプラスを予想した。