インドでのタイヤ生産が拡大している。7月4日付けビジネス・スタンダード(電子版)が伝えるところによると、インドのRPGエンタープライズ傘下のタイ ヤ大手CEAT社が、西部グジャラート州ハロルで建設を進めていたラジアルタイヤ工場がこのほど完成した総工費は62億ルピーで、10月をめどに本格稼働 させる予定。 同工場で製造したタイヤの大半はマヒンドラ&マヒンドラ(M&M)やタタ・モーターズなど国内メーカーの輸出製品向けに供給する。 当初の日産能力は130トン、63億ルピーを投じて約300トンに引き上げ、最終的には日産600トンまでに引き上げる計画という。 CEAT社は1958年に設立され、1960年から生産を開始。ムンバイ、ナシック及びスリランカに工場を有し、バイアスタイヤを中心に月産77万3千本を生産している。 インドでの大手タイヤメーカーにはアポロタイヤ、MRF、CEAT、JKタイヤなどがあり、いずれも新工場の建設を進めている。
2010年08月09日