豊田合成 トヨタ減産で減収減産

2012年02月13日

ゴムタイムス社

 豊田合成の2012年3月期第3四半期連結決算は売上高が東日本大震災の影響による売上の大幅な減少の後、回復状況にあったが、11月のタイ国の洪水の影響による自動車部品の販売減少もあり、前年同期比11・1%減の3479億円と減収となった。


 利益については、主力の自動車部品事業の販売減少による影響が大きく、営業利益は前年同期比73・9%減の60億円、経常利益は前年同期比76・0%減の47億円、純利益は前年同期比94・8%減の6億円と大幅な減益となった。〈自動車部品事業〉東日本大震災およびタイ国洪水の影響により、主要顧客の自動車生産台数が減少したため、売上高は3132億円、同12%減となり、利益についても販売減少の影響が大きく、49億円と大幅な減益となった。〈オプトエレクトロニクス事業〉
 LEDチップ・ランプおよびその他LED関連製品のオプトエレクトロニクス事業は、携帯電話向けLED製品の販売の減少および為替変動の影響により、売上高は246億円、同13・3%減となった。利益については価格の下落や為替変動の影響等により、2億円と大幅な減益となった。
〈その他事業〉
 空気清浄機および携帯電話筐体等のその他事業は、主に空気清浄機の販売増加により、売上高は100億円、同38・3%増となり、利益は8億円と増益となった。
 通期の連結業績予想についてはタイ洪水による影響や税制改正に伴う繰延税金資産の取崩等により、売上高5000億円、営業利益 180億円、経常利益170億円、当期純利益80億円に下方修正した。

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー