取材メモ 素材の協同購入と情報共有化で活路

2010年09月08日

ゴムタイムス社

戦後の高度経済成長から50年―ここにきて工業会の活動が、大きく変わろうとしている。 例えば九州ゴム工業会。3年前、リーダーに就任した中島幹雄氏(中島ゴム工業)は、素材価格の急激な高騰、いわゆる材料価高騰に対処するため、材料の協同購入を会員によびかけ、一部実現にこぎつけた。 今後の活動で大切なのは、「協調と競争のバランスだ」。言い切る同氏は協同購入に続いて、遠方の兵庫ゴム工業会・青年会との情報交換に着手。ここ数年、お互いが訪問し合う。膝を交えて生の情報を交換し合うなど、新たな〝協調〟活動を根付かせる。 「チェンジ(変革)」を実行している点では、関東地方の墨東ゴム工業会、葛飾ゴム工業会も負けていない。会員企業に顧客から問合わせが来るとする。自社 対応できないケースも少なくない。その際、会員仲間を紹介するのみならず、各会員の主な設備や技術まで紹介するなど横の連携に力を入れている。  モノ作 りの集まりが、情報ソフトの共有で、新たな活路を見出そうとしている。

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