不二ラテックスの12年3月期第3四半期連結決算は、売上高50億44000万円、前年同期比4・4%増、営業利益は3億5000万円、同18・8%増、経常利益3億600万円、同10・1%増と増収増益となった。 四半期純利益は1億3200万円で同30・2%減となった。
医療機器事業については、主力の国内コンドームは、継続的かつ中心的な戦略として位置づけている販売チャネルとしての大型小売店・ドラッグストア・コンビニエンスストア開拓をより重点的に推進。常態化した価格競争に伴う価格低下圧力は依然として激しく、原材料全般の継続的な価格高止まりにより引き続き厳しい展開が続いた。一方、新たなコンセプトで企画開発した冷却枕を中心とした冷却商材が、エコ・節電志向も相まって順調に推移した。この結果、売上高は15億7600万円と同7・2%増となった。営業利益は、8600万円と前年同四半期連結累計期間と比べ9800万円の増益となった。
精密機器事業では、自動車関連、家電、産業用の分野においては依然として受注がやや低迷したものの、住宅設備関連は比較的堅調に推移した。海外市場では大手取引先工場のある欧州を中心に受注は堅調に推移。この結果、売上高は29億4200万円と同6・6%の増となった。営業利益は、5億5千8百万円、同7・3%減となった。
SP事業では、ゴム風船が主体となる販促用品市場のニーズ多様化と市場の縮小が続き、節電志向、広告販促活動・イベントの縮小等の影響もあり、本格的な回復には至らなかった。この結果、売上高は、4億1900万円と同15・2%減となった。営業利益は、300万円、同85・6%)の減益となった。
2012年02月16日