クラレは2月23日からインド・ムンバイで開催される「ペイントインディア(Paint India)2012」へ初出展する。
今回出展するタスビスは、昨年9月に開発した新製品で、同社がこれまでポバール樹脂事業を通じて培ってきた、独自の高分子合成技術を駆使して開発した新規水溶性ポリマー。従来のポバールには無いユニークな特性を備えており、接着剤や塗料用途での販売を予定している。建築需要の増加が見込まれるインドを中心とした南アジア地域での販売を加速するため、今回初出展することとした。
主な展示内容として、新規水溶性ポリマー「タスビス」SNシリーズ、水溶性樹脂「エクセバール」に関する製品説明パネルを展示する。また、「タスビス」SNシリーズについては、その物性をより深く理解してもらうため、水溶液のサンプルも展示する。
「タスビス」SNシリーズは、従来のポバール樹脂と比べ、数千倍粘度が高い水溶液が作れるという特長を有しており、接着剤、塗料、紙加工剤などの増粘剤、レオロジーコントロール剤用途をはじめ、疎水性官能基によるフィルム表面改質剤など、従来ポバールでは使用されていなかった用途での販売を予定している。