日本建設機械工業会は23日、11年度並びに2012年度の建設機械需要予測を発表した。 2012年度建設機械出荷額は前年度比10%増の2兆2366億円で3年連続の増加となり、2007年度を上回る過去2番目の水準になると予測した。
国内出荷では、震災の復旧・復興のための政府建設投資の増加が見込まれ、輸出もアジアを中心とした新興国及び資源開発国向けの需要に加え、北米の需要も好調に推移すると見込んでいる。
需要の内訳を見ると、国内出荷の上期では前年同期比16%増の2741億円、下期も同8%増の3317億円と予測。
この結果、国内出荷の2012年度合計は同11%増の6058億円、3年連続で増加すると予測した。
輸出では上期が同10%増の7753億円と予測し、下期についても同9%増の8555億円と見込んでいる。
この結果、輸出の2012年度合計は同9%増の1兆6308億円と予測した。 なお、2011年度の建設機械出荷額は前年度比19%増の2兆339億円。内訳は国内出荷が前年同期比29%増の5442億円と見込み、輸出は同15%増の1兆4896億円と予測した。