日精樹脂工業㈱は、射出成形に関するあらゆる技術・知識を習得するための技能研修期間「日精スクール」の2012年度(2012年4月〜2013年3月)研修スケジュールを決定、2月1日から受講受け付けを開始する。 日精スクールは、(1)射出成形に必要な知識の全分野をカバー、(2)理論と実際の両面を習得できる充実したカリキュラム、(3)分かりやすさに徹した指導方法、の3点をモットーとしており、2012年度も受講者の実力に合わせた各カリキュラムを用意し、基礎から応用技術まど幅広い成形技術を習得できるようサポートしていく。
2012年度のスクールは、4月9日からの成形入門(電気式)コースにはじまり2013年3月25日からの成形初級コースまでの計31回。
コースの内訳は、成形入門コース(5日間)10回(うち電気式7回、油圧式3回)、成形初級(5日間)10回、成形中級コース(5日間)5回(うち電気式2回、油圧式3回)、保守管理入門コース(5日間)2回、金型設計入門コース(5日間)3回、海外研修コース(10日間)1回となっている。
現在行われている2011年度国内開講の日講スクールは、2011年12年末時点で受講者数総数が前年比約32%アップの304名、本年3月までの受講者総数は370名程度となる見込み。(前年比約32%アップ)です。
受講者数が増えた要因としては、最大10日間であった成形各コースを5日制(海外研修コースを除く)としたことに加え、コースの明確なレベル分けにより参加しやすくなったことが、増加に繋がったと考えている。
国内だけでなく、海外拠点主催の日精スクールも、アメリカ(ロサンゼルス、シカゴ、ニュージャージー)、中国(太倉)、タイでそれぞれ定期的に開講しており、日系進出メーカーやローカルメーカーにも好評だ。
また、本社から講師を派遣した出張コースも、本年度はアジアで5回、ヨーロッパで1回(いずれも現地の日系企業向け)実施し、ユーザーのご要望に柔軟に対応している。
1968年、業界の先駆けとして設立された日精スクールは、プラスチック成形品製造業をはじめ、材料メーカー、商社、学生、外国人留学生など、約36、200名(海外日精スクールの受講者を除く)の卒業生を輩出しており、射出成形の技術革新に即応したカリキュラムは、プラスチックス射出成形分野のエキスパートを育成する専門機関として評価されると共に、業界において完全に定着している。