三井化学(田中稔一社長)とプライムポリマー(大多和保彦社長)の両社は11日、ポリプロピレン(PP)自動車材の需要拡大に対応するため、アメリカとメキシコで、合計2万7000トンの生産能力を増強すると発表した。 アメリカでは現地子会社、アドバンスドコンポジッツ(Advanced Composites Inc.)の年産21万2000トンを同22万6000トンへ1万4000トン増強する。営業運転開始は2012年第1Qの予定。 メキシコでは、アドバンスドコンポジッツ・メキシコ(Advanced Composites Mexicana S.A DE C.V.)の年3万2000トンを1万3000トン増やして4万5000トンとする。営業運転開始は2012年2Qの予定。
同社は現在、PP自動車材の世界トップメーカーとして、世界各地域(日本、北米、欧州、タイ、中国、インド)で生産体制の強化・拡大を進めており、今回のアメリカ、メキシコでの増強により、供給力がさらに強化されるとしている。。 〈現地会社の概要〉 Advanced Composites Inc. ▽設立1986年6月 ▽資本金14・1百万ドル ▽出資三井化学アメリカ59・8%、プライムポリマー3・0%、他37・2% ▽本社米国 オハイオ州 ▽工場米国 オハイオ州、テネシー州
2011年07月18日