ミシュラン 航空機用タイヤがLCC「Peach Aviation」に採用

2012年03月02日

ゴムタイムス社

 日本ミシュランタイヤ㈱(東京都千代田区、ベルナール・デルマス 代表取締役社長)は、日本で初めての本格的なLCC(ローコストキャリアの略)として3月1日に就航を開始したPeach Aviation㈱に航空機用タイヤを供給する唯一のサプライヤーとなったと発表した。

 航空機にとって安全は第一であり、そのタイヤにも同様に安全性が求められる。そのため、タイヤは航空機にとって重要部品であり、各航空会社は厳格な選定プロセスによりそのサプライヤーを決定する。更に、航空機用タイヤは通常複数回リトレッド(タイヤ接地部の貼り替え)を繰り返しながら使用されることからも、ベースとなるケーシング(台タイヤ)には高い品質と耐久性が求められ、その耐久性は、航空会社のメンテナンスコストにも大きな影響を与える。

 安全を大前提として、これまでの航空会社とは異なる仕組みから安定的な低コスト体制を実現することをミッションにするPeach Aviation株式会社は、ミシュランの航空機用タイヤが安全性は勿論のことランニングコストの面からも高く評価できるトータルパフォーマンスに優れた製品であるとし、ミシュランを航空機用タイヤのサプライヤーに選定した。

 Peach Aviation㈱が運行するエアバスA320-200に装着されるのは、ミシュランの航空機用ラジアルタイヤ「MICHELIN AIR X(ミシュラン エア エックス)」。ミシュランは、他の航空会社向け同様、新品タイヤの納入だけでなくリトレッドのサービスも請け負うことになる。

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