旭カーボン㈱(東京都中央区、藤本真哉社長)は7月13日、原料油の高騰に伴い、カーボンブラックの値上げを発表した。7月16日納入分からの実施を目指し、需要家との交渉に入った。
値上げ幅はゴム用カーボンがキロ当たり8円、カラー用カーボンについても原料油高騰の影響で、汎用カーボンがキロ当たり15円、中級グレードは同19円、高級グレードは同23円で、グレードが上がるごとに4円上乗せする。
同社のカーボンブラックの値上げは今年入ってから2度目になる。値上げ理由については「原料油が上がっているためで今後も安定供給を目指し、品質向上を目指していきたい」とした。
2011年07月18日