㈱クラレが南米における販売・市場開発の拠点として昨年設立したブラジルの現地法人「クラレサウスアメリカ」は7月12日、ブラジル・サンパウロでオープニングセレモニーを開始した。
同社は、コア事業の世界戦略の加速を重要課題に掲げており、クラレサウスアメリカをクラレ・グループ製品の事業拠点として活用していく。
ホテル・チボリ・モファレジでセレモニーが開かれ、あいさつに立ったクラレの伊藤文大社長は「南米は、ブラジルをはじめ各国の伸びが顕著であり、グループにとってグローバル戦略上、欠かせない地域となっている。とくに、ブラジルは今後引き続き大きな経済成長が見込まれ、グループの技術や製品が経済発展に大いに寄与することができるものと確信している」とスピーチした。
クラレサウスアメリカの資本金は350万レアル(クラレ全額出資)。代表者は帆足昭洋氏。
2011年07月18日