日本プラスチック工業会連盟がまとめた11月のプラスチック原材料生産実績は前年同月比13・0%減の90万1131トンとなった。
総合計では、昨年の7月の減少から、5ヵ月連続の減少となった。
主な原材料でみると、 熱硬化性樹脂の合計は8万1825トンで前年同月比6・3%減となったが、その中で、ウレタンフォームだけが1万6171トンで同2・1%減でそれ以外は減少した。 熱可塑性樹脂の合計は80万1621トンで同13・8%減となり、昨年の10月から2か月の減少。その中で、ユリア樹脂は5・3%増、ふっ素樹脂は同19・3%増、PBT樹脂は同42.5%と大幅な増加だったが、それ以外は減少という結果になった。特にエチレン酢ビコポリマーが同26%減、メラニン樹脂が同20・3%減、塩化ビニル樹脂が同21・2減、ポリアセタールが同22・6%減、変性PPEが同28・5%減と2割近い減少。
この結果、1―11月累計のプラスチック原材料生産実績は前年同期比7・1 % 減の1035万8365トン。主な原材料では、特にAS樹脂が同26・8%減と昨年の10月から2ヵ月連続の減少となった。
2012年03月06日