2月のプラスチックニュースダイジェスト 

2012年03月06日

ゴムタイムス社

 日本触媒
 中国子会社でSAP製造設備増強

 日本触媒は、中国子会社の日触化工有限公司での高吸水性樹脂(SAP)製造設備を増強すると発表した。今回の投資の内容は、SAP年産能力3万㌧で、既存能力3万㌧と合わせて、計6万㌧の生産能力となる。2014年3月末完工予定、同年7月から商業運転を開始する。

 荒川化学
 台湾にポリイミドフィルム販売会社設立

 荒川化学は、タイマイド・テクノロジー社(本社 台湾新竹県)との間で、台湾に合弁会社 「ポミラン・テクノロジー社」を設立。平成24年4月には タイマイド・テクノロジー社に「ポミラン®」の量産を可能とする新たな生産設備が完成する予定であり、 今後、「ポミラン®」の事業展開をいっそう加速させる。

 三菱樹脂
 植物由来プラを用いた共押出多層フィルムを発売

 三菱樹脂は、ハムやソーセージなどの食品包装を中心に広範な分野で使われている共押出多層フィルム「ダイアミロン®」でトウモロコシなどの植物のでんぷんから得られるL-乳酸から合成されるバイオマスポリマーであるポリ乳酸(PLA)を原料の一部に使用した環境配慮型の「ダイアミロンMF Pタイプ」を開発し、2月中旬より販売を開始した。

 ユニチカ
 タイに樹脂事業新会社設立

 ユニチカは、センサー部品、封止小型成形品の成形・組立・販売、および高機能合成樹脂のコンパウンド加工・販売を行う新会社「ユニチカプラスチック(タイ)株式会社」をタイ国東南部ラヨン県に設立した。 今後、工場稼動に必要な整備を行い、2012年6月からの量産開始を予定している。投資額は約1億タイバーツ

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