コダマコーポレーション㈱(神奈川県横浜市 本社 小玉博幸 代表取締役社長)は、プラスチック金型設計支援システム TOPmoldの最新バージョンである「TOPmold v6,12」を3月2日(金)に発売する。 TOPmoldは、樹脂成形品の3次元CADデータを活用して、射出成形、ブロー成形、ダイカストなどの金型を設計する金型設計支援システム。 価格は1155000円。成型品設計、キャピティ・コア設計、金型構造設計のすべてを3次元で行うことで、加工に必要なデータを正確かつ短時間で作成できる。さらに、部品図や部品表は3次元データから自動で作成されるため、ミスも無くなる。
作成した3次元CADデータからは2次元の図面や正確な部品表が自動で作成される。今回発売する最新バージョン「TOPmold v6,12J」の主な新機能を以下の通り。
成型品設計とパーティング面設計において、TOPmold v6,12Jでは成型品の肉厚を解析する機能が追加。断面図を作成せずともマウスで位置を指定すれば瞬時に肉厚を確認できる。
パーティング面設計では、部品外側に勾配を自動で作成出来る様になった。モールド部品ライブラリの充実において、モールド部品ライブラリにスライド調整プレート(SAP)、スライドコアユニット(MSCNB、MSCNG、MSCMB、MSCMG)を新たに追加した。廻り止め用ピン付きエジェクタピンやスパイラルバッフル板などは寸法バリエーションを増やした。TOPmoldでは、これらの部品を配置すると同時にプレート穴が作成され、TOPcamではツールパスを自動で作成する。
部品表作成機能の強化において、TOPmoldは金型を3次元で設計すれば、部品表を自動で作成できる。部品表に記載する情報を他の部品にコピーできるようになり、情報定義を短時間で簡単に行えるようになった。その他、表示項目を細かく設定出来る様に改良した。
表示きりかえの操作性の向上として、成形品、入れ子、スライド部品、モールドベース、モールド部品、ランナー・ゲート、追加要素、固定側、可動側、全体の表示と非表示を切り替えるためのツールバーを整備した。不要な部品を一時的に非表示し、確認したい部品だけを表示させるのを素早く行えるようになった。