東海ゴム工業は3月1日、インド南部バンガロール近郊に完成した自動車用防振ゴム新工場の開所式を行った。
同社では、自動車市場の拡大が続くインドを海外の重点拠点と位置づけ、自動車向け製品の生産体制を整えてきた。
2005年にインド初拠点となる自動車用ホースの製造・販売子会社 Tokai Imperial Rubber India Private Ltd.(略称:TIR)を設立したのに続き、2008年には自動車用防振ゴムの製造・販売子会社Tokai Rubber Auto-Parts India Private Ltd.(略称:TRIN)を新設し、2012年1月よりバンガロール近郊の新工場で本格生産を開始した。
今回の式典には、同社関係者のほか、製品を納入する自動車メーカーの現地幹部らが列席した。
西村社長は冒頭の挨拶で、新工場設立の意義を強調した。
なお、同社はインドで南部バンガロール近郊と並ぶ自動車産業の集積拠点である北部の首都デリー近郊にも新たに工場設立を検討しており、成長市場での販路獲得に向けた取り組みを強化していく。
〈TRINの概要〉
▽所在地=インドカルナタカ州ハロハリ工業団地フェーズⅡ(バンガロール中心部の南西約40km、新工場と同所)
▽事業内容=自動車用防振ゴムの製造・販売
▽資本金=7億ルピー(約13億円)
▽代表者=社長林直樹 ▽従業員数=約 210名(2015年度見込み)
〈新工場の概要〉
▽工場面積=敷地約40000㎡、建屋約8000㎡
▽着工=2010年6 月
▽総投資額=約7億ルピー(約13億円)