パナソニック 熱硬化性プラスチック成形材料を開発

2012年03月06日

ゴムタイムス社

 パナソニック㈱デバイス社は、高温環境下でも光反射性に優れた白色の発光ダイオード(LED)リフレクタ用の熱硬化性プラスチック成形材料「フルブライト Full Bright™」を開発した。

 不飽和ポリエステル樹脂系の「CE6000」とエポキシ樹脂系の「CV1800」の2種類をラインアップしている。

 発光ダイオード(LED)は、液晶ディスプレイ・テレビのバックライト、一般照明、車載用ヘッドランプ、ブレーキランプへと急速に用途が拡大し、高輝度化、ハイパワー化が進展している。これに伴い、発熱量も増加、市場では耐熱性に優れ、高温下でも変色しにくい熱硬化性樹脂のLEDリフレクタ用材料に期待が寄せられている。同社ではこれらの要望にお応えするLEDリフレクタ用の熱硬化性プラスチック成形材料「フルブライト Full Bright™」を開発した。

  特徴として、高温環境下でも優れた光反射性を長時間維持する。不飽和ポリエステル樹脂系の「CE6000」(出力0.5W~2.0WクラスのLED向け)は、光反射率、初期(常温)が95%⇒150℃×1000時間後75%以上。エポキシ樹脂系の「CV1800」(出力0.5W~3.0WクラスのLED向け)は光反射率が初期(常温)で95%⇒150℃×1000時間後80%以上。成形方法はトランスファー成形用となる。

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