日本ゴムホース工業会統計による２０１１年のゴムホース生産・出荷金額は生産量が前年同期比１・５％減の３万５６６３㌧、出荷金額が同１・４％減の１３２８億８５００万円となった。
生産量は前年と比較するとわずかに減少したものの、２年連続で３万㌧、出荷金額も２年連続で１３００億円台をキープした。
品種別で見ると、自動車用ホースは昨年の東日本大震災、タイの洪水の影響で自動車生産台数が減少したことにより、生産量が同６・５％減の２万３６６１㌧、出荷金額が同６・５％減の９６９億３４００万円となった。
特に昨年の３月、４月、５月は大幅な減少となったが、６月以降は回復基調で推移した。
高圧用ホースは建設機械、工作機械の出荷・受注額が年間で順調に推移したことから、高圧用ホースの生産も一年を通して大きな伸びを示した。この結果、生産量は同13・７％増の４２８６㌧、出荷金額は同16・７％増の１７０億１５００万円とともに２ケタ増となった。
その他ホースの生産量は同８・４％増の７７１６㌧、出荷金額は同15・０％の１８９億３５００万円。高圧用ホース同様に一般ホースも堅調に推移し、一年を通して全体的に上昇した。なお、２０１１年のゴムホース輸入額は同５・４％増の１１６億１９４１万円。地域構成比でみると全体の73・４％がアジア向け、14・６％がヨーロッパ向け、11・９％が北アメリカ向けとなり、輸出額は同５・６％増の４３９億２３４１万円となった。
