取材メモ 中国の鉄道網計画は65兆円規模

2011年07月25日

ゴムタイムス社

中国鉄道網の規模拡大が急ピッチで進んでいる。主要幹線は旅客と貨物の分散を実現し、複線率と電化率は50%となる。運送能力は国民経済と社会発展の需要に満足するレベルとなり、技術設備は国際先進水準に近づきつつある。 中国政府は、鉄道事業に関しては海外メーカーの単独出資による進出および事業化は認めておらず、合弁形式で認可している。東洋ゴム工業は、無錫市の美峰ゴムと合弁で、鉄道用空気ばね・防振ゴムを生産する「無錫東洋美峰橡胶制品制造有限公司」を江蘇省無錫市に設立することで基本契約を締結した。 中国は、国内GDPが世界第2位に躍進するなど経済発展が著しく、これを支える交通インフラとして、鉄道路線の拡張、整備を行っている。都市交通である地下鉄は、毎年20都市のペースで新路線が開通している。 中国政府は、鉄道網計画として2020年までに総計約5兆元(約65兆円)以上の投資を行うことを発表しており、日系企業の鉄道関連部品事業の合弁進出が今後も予想される。

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