カーボンブラック協会が発表した1月のカーボンブラックの出荷量は4万9657トンで前年同月比12・2%減と4ヵ月連続して前年実績を下回った。また生産量も5万2036トンで同15・2%減となった。 自動車生産は好調ながら、タイヤ生産が前年比 減となっていることと、昨年10月以降増加している輸入品の影響と予想される。 出荷のゴム用国内内訳は一般ゴム向け出荷が1万207トンで前年同月比0・1%減、タイヤ向け出荷が3万5896トンで同24・2%減となった。 財務省貿易統計による12月の貿易統計と、輸入は1万3809トンで同33・4%増と大幅な増加となった。輸出は4762トンで同30・3%減と輸出入ともに3割減となった。 年間の輸入では18万1298トンで同35・9%増と大きく伸びたが、輸出は4万4913トンで同7・7%減と対象的な動向を示した。
2012年03月14日