三ツ星ベルト㈱は、農業機械用Vベルトの新シリーズとして「SUPER AG―X」を開発したと15日、発表した。
新商品は、新開発のカバー布とV芯ゴムを採用することで、耐摩耗性・耐衝撃性を向上させ、従来品に比べて1・6倍の耐久性を実現した。
農業機械の大型化に伴い、耐久性に優れたベルトの需要が高まっており「スーパーAG」シリーズは国内をはじめ、機械化が急速に進む東南アジア地域での販売拡大を狙い、2014年度には1億円の販売を計画している。
製品の構成は、カバー布は超耐摩耗特殊帆布を採用、心線は高強度アラミド線、V芯ゴムは短繊維補強CR配合ゴムを採用した。
これらにより、高負荷時のスリップによる摩耗やプーリとの摩擦による摩耗を軽減、短繊維補強ゴムの採用により屈曲による衝撃を大幅に軽減し、心線への負荷を抑える。
2012年03月15日