三菱化学㈱は、機能性樹脂製品の価格改定を決め、需要家との交渉を開始したと7月19日、発表した。
主要原材料価格が高騰し、安定した原材料調達のために値上げを受け入れざるを得ない状況にあり、TPEをはじめとした機能性樹脂事業の収益が大きな影響を受けており、自助努力によるコスト吸収も困難な状況にあることから、製品価格の修正が必要と判断した。実施は7月25日納入分から。
対象製品および値上げ幅(キロ当たり)は、スチレン系エラストマー「ラバロン」が22円以上、オレフィン系エラストマー「ゼラス」も22円以上、一般軟質塩化ビニル樹脂コンパウンドは15円以上、耐熱軟質塩化ビニル樹脂コンパウンドも15円以上、耐油軟質塩化ビニル樹脂コンパウンドは19円以上、硬質塩化ビニル樹脂コンパウンドは14円以上。
なお、塩化ビニル樹脂コンパウンド難燃仕様の追加加算額は2円~40円となる。
2011年07月25日