鬼怒川ゴム工業は、和承R&A社とインドでの自動車用ゴム部品事業で業務提携を進めることに合意した。 自動車メーカーは新興国を中心としたグローバル自動車市場の拡大に合わせて、グローバル生産を急拡大させており、コスト削減のための部品の現地調達率も高まっている。こうした中、両社は顧客からの現地生産要請に迅速に応えると同時に、海外進出に伴う様々なリスクをできるだけ回避した経営が求められ、主要取引先の海外拠点が近接している地域を中心として、相互の信頼関係の下で両社の経営資源を有効活用することで合意した。 業務内容については、同社がインドで販売する特定の車体シール部品及びホース部品に関し、和承の現地子会社へその生産の一部委託を検討する。また自社の製品を製造するために、和承が開発したゴム、樹脂材料を購入し、活用していく。インド以外の地域での業務提携についても、両社で検討を開始する。
2011年07月25日