日本ゴム工業会・防振ゴム部会(9社計)が先にまとめた2011年の防振ゴム生産実績は主力の自動車用が前年実績を下回ったことにより前年比9・4%減の4万8350㌧(10年5万3338㌧)となった。
10年は自動車用が大きく伸び前年比27・9%増の大幅な増加となったが、11年は東日本大震災による自動車減産の影響で、上半期自動車用が大きく落ち込んだことにより、年間でも減少した。
ちなみに07年年間は5万9589㌧、08年5万8674㌧、09年4万1691㌧の実績となっている。
分野別生産実績をみると、自動車用は自動車減産の影響により上期は20・7%減と大きく落ち込み、下期以降は同0・8%増と前年並みに回復したが、上期の減産が響き、年間では10%減となった。
産業機械用は上期同4・2%増、下期同10・2%増と下期以降も伸び、年間では同7・3%増の679㌧と好調に推移した。
軌道パットを含む鉄道用は上期同0・3%増、下期は同2・1%増と例年並みに推移し、年間では同1・2%増の1144㌧の横ばいとなった。
航空機用・船舶用・建築土木用を含むその他用は上期同21・7%増と大きく伸びたが、下期以降は同10・7%減と大きく落ち込み、年間では同4・0%増の655㌧の微増にとどまった。
2012年03月19日